新という字を知らぬものはいない。然し新という字の真の意味を解する人は案外少ない。元来この字は「辛」と「木」と「斤」との組み合わせである。辛は努力を意味し、斤は木を切る「まさかり」、「大をの」であり、これで木を切る事、それから「斤斤」と言えば明らかに見分ける、また慈しむ(慈愛)の意味がある。すなわちよく木を愛し育て、それを努力して加工し、新(あらたなもの)にして活用するという事を表すものである。本当に新しくするのには大した用意と努力を要するわけで、年の初めに勉強せねばならぬことは、まず以て自己をどう維新するかということである。→ 個人においても企業においても良く学び、変革する事にチャレンジする勇気を失わない限り「新」の本当の意味を理解できる機会が必ず訪れると思います。縁起物で取り上げられる海老が毎年寒い時期に脱皮し、新しく生まれ変わる事ができる様に、常に変革を恐れずチャレンジし続ける事のできる企業を今後も目指して参ります!