「大事・難事には対応を看る。逆境・順境には襟度を看る。臨喜・臨怒には涵養を看る。群行・群止には識見を看る」
これは呂新吾の呻吟語に出てくる言葉であるが、大事難事が起こった時は、人の担当力を看るだけでなく、自分自身がどう対処し得るかと内省する意味が含まれております。また、逆境・順境に襟度を看るという意味は、襟は心であり、度は度量を意味します。現在まさしく諸々の局面で逆境にあるのですが、心は常に冷静に度量を持って対処する事が最も大切だと痛感しておりますが、私事まだまだ襟度が足りず、常にゆらゆらしているのが実情です。