偉大な自然人
人間はどこまでも亭々としてそびゆる野中の杉、尾上の松の如く、すくすくと伸びていかなければならぬ。たえず枝を払い […]
続きを読む →人間はどこまでも亭々としてそびゆる野中の杉、尾上の松の如く、すくすくと伸びていかなければならぬ。たえず枝を払い […]
続きを読む →秀れたものとなる為には、人の数倍の努力と苦労をしなけれなならない。人の寝る所は半分にし、人の食う所は半分にして […]
続きを読む →修養の仕方によっては、人間にはいかなる能力があるか解らぬほど貴い。研究すればするほど、人間の美質は発見せられ能 […]
続きを読む →太陽の光に浴さなければ、物が育たないのと同じことで、人間の理想精神というものは心の太陽なのだ。理想に向かって情 […]
続きを読む →人生で一番大切なのは徳性である。その徳性の中で最も人間に大事なものは二つある。その二つはいち早く誕生過ぎにはは […]
続きを読む →学問というものは現実から遊離したものはだめであって、どうしても自分の身につけて足が地を離れる様にその学問、その […]
続きを読む →新という字を知らぬものはいない。然し新という字の真の意味を解する人は案外少ない。元来この字は「辛」と「木」と「 […]
続きを読む →一、年頭まず自ら意気を新たにすべし 一、年頭古き悔恨を棄つべし 一、年頭決然滞事を一掃すべし 一、年頭新たに一 […]
続きを読む →いくら科学を研究しても、安心立命が得られるわけではない。あるいは自己を喪失する事もあろう。魂の感動に基づかなけ […]
続きを読む →本当に我々の存在というものは、究明すればするほど種々のお蔭によって在る。天地のお蔭、国家や社会のお蔭、親や師友 […]
続きを読む →「好い年をして、挨拶もろくにできん」と昔の人はよく言ったが、今日は若い人に限らず、年寄りまでが一向にその挨拶が […]
続きを読む →絶対自慊にして、何ら他に俟つ所を求めない生々化育の努力を「誠」と謂う。誠によって萬物があり、誠が無ければ物もな […]
続きを読む →一、これを喜ばしめて以てその守を験(タメ)す。(人間は嬉しくなると羽目を外す。しかし、人間には守らなければなら […]
続きを読む →人間は俗生活をしておればおるほど、その中に俗に動ぜざるもの、俗に汚れざるものがなければならない。それで初めて俗 […]
続きを読む →天地は悠久である。造化は無限である。したがって人間も久しくなければいけない。それは仁であり、忠であり、愛である […]
続きを読む →多岐亡羊ということがある。これは羊を飼っておった人が羊を逃がした。そこで慌てて追いかけた。隣近所の人も一緒にな […]
続きを読む →事務の方は基礎さえあれば、多分に機械的に済む事であるが、時務の方は、時という文字が示す通り、その時・その場・そ […]
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